大韓航空機事件について
・事件名:大韓航空機撃墜事件
・事件発生日:1983年9月1日午前3時ごろ
・犠牲者:乗客乗員269名全員死亡(うち日本人28名)
【事件の飛行機】
・航空会社:大韓航空
・便名:KAL007(KE007)
・機体:ボーイング747-230B
・機体記号:HL7442
・予定航路:ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ国際空港)→アンカレッジ(アンカレッジ国際空港)→ソウル(金浦国際空港)
【事件について】
・背景:冷戦下(ソビエトとアメリカの水面下での覇権争い)
・発端:慣性航法装置の設定ミスまたは不具合による航路逸脱(とされる)
・原因:アンカレッジ(アメリカ領土)発の大韓航空機がソ連の領空を侵犯
・反応:ソビエト防空軍の戦闘機(スホイ15・Su-15TM)のミサイルにより大韓航空機を撃墜
・現場:サハリン沖、モネロン島近海(アンカレッジ→ソウル間を航行中)
・対処:ソ連は撃墜を否定しアメリカのスパイと主張。ブラックボックスの回収も非公表
・影響:GPS民間利用解禁
【事件の謎】
>なぜ優秀なベテランパイロットが航路逸脱したのか?なぜINS(慣性誘導)モードにしなかったのか?
>ほとんど遺体が発見されていないのか?
>なぜ撃墜に至ったのか?警告や拿捕にならなかったのか?
【事件の説】
>燃料節約説
>アメリカ軍の秘密作戦に動員された説
>ローレンス・マクドナルド米下院議員暗殺説
>偽装撃墜説
【類似事件】
事件名:大韓航空機銃撃事件
事件発生日:1978年4月20日
原因:大韓航空機がソ連の領空を侵犯(航法のミス)
結果:ソ連軍機に迎撃。2名死亡、13人負傷