1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅱ-3:ゆれる心のなかて:中尾勤 (中尾修視父) 中尾勤 (中尾修視父) わが身をつねって人の痛さを知れといいますが、正直いってこれまで耳にする不慮の出来事といえば、てんで人ごととしか考えていなかった。身勝手なもので、以来新聞などで知るこの種の事件と人命にかかわるニュ […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅱ-2:妹よ・・・:多田信子(河野富子長姉) 多田信子(河野富子長姉) 驚き、苛立ち、哀しみ、怒り、余りに惨い出来事に、言葉も無く涙した時から、早半年の月日が過ぎ去ろうとして居ります。クラスメートからのバースディプレゼントだった大きな縫いぐるみを抱え、ニューヨークで […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅱ-1:ブラックホール:大阪健 (大阪徳之兄) 大阪健 (大阪徳之兄) 一、宇宙に“ブラックホール”発見!サハリン沖の“ブラックホール”国際政治にも”ブラックホール“ 二、民間航空機の使命は、世界平和の橋渡し。使命を忘れた大韓機、航路逸脱。―サハリン侵犯報 […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-7:米ソ超大国に訴える— 大韓航空機撃墜事件の真相公表を:武本昌三 (武本富子夫·潔典父) 武本昌三 (武本富子夫·潔典父) 昨年九月一日未明、ソ連の戦闘機は、サハリン南西部で大韓航空機○○七便を撃墜した。私は同機搭乗者の遺族の一人であり、かけがえのない妻と子を、同時に、一瞬にして虐殺された激しい怒りと、深く […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-6:事件について考えること:池田泰子 (スティーブンス浩子母) 池田泰子 (スティーブンス浩子母) 真相究明について 機長の「インプットのあやまり」、「ベテランなのでしなかった」の何れかと思う。ともかく大韓航空機長のミスである事に間違いない。二月十二日の夜明始めて娘の夢を見ました。一 […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-5:事件の原因にみる背景:新沼裕康(スティーブンス浩子、義弟) 新沼裕康(スティーブンス浩子、義弟) 九月一日、結婚式を十日後に控え忙がしい毎日を過ごしておりました。本来出席しているはずの義姉のいないまま式は行われました。その夜は帝国ホテルでの遺族会発足に向けての話し合いが皆の複雑 […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-4:我々への対応について:清水信行 (清水美弥子長男) 清水信行 (清水美弥子長男) 悪夢のような事件からすでに、半年が過ぎようとしています。我々遺族全員、誰もがこのような事件は、テレビの中だけのこと、新聞紙面でのこと、すなわち我が身に振りかかるはずのない立場に立たされてし […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-3:大韓航空〇〇七便機長の重い責任:小林啓一郎 (小林正一·郁子長男) 小林啓一郎 (小林正一·郁子長男) 昨年九月一日の事故発生以来はや八ヶ月が経とうとしている。その間、大韓航空(KAL)は事故原因として、ソ連がアジア人蔑視思想に基づいて事故機に誘導電波を出してソ連領空内に誘い込み、その後 […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-2:未だ帰らぬ娘を待ちながら:北尾忠利 (北尾ひとみ父) 北尾忠利 (北尾ひとみ父) 毎朝、塩燭に火を灯し、線香をあげ、遺体は勿論のこと遺品の一部もない真新しい仏壇の写真を眺めながら「ひとみ、ニューヨークを出発してからもう六ヵ月を過ぎたがまだ何の音沙汰もないが、一体何処を徘徊 […]
1984年6月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 yamaguchi 遺族会文集(一) Ⅰ-1:事件について考え、思うこと:大阪智子 (大阪徳之妻) 大阪智子 (大阪徳之妻) 真相究明について撃墜されたという事実以外、今だに真実は隠されたままであり、日本、アメリカ、ソ連の各政府及び、KAL側は知っていながら発表をしないという事に私達は不信感で一杯です。私達にはそれを知 […]