Ⅰ-6:事件について考えること:池田泰子 (スティーブンス浩子母)
池田泰子 (スティーブンス浩子母)
真相究明について
機長の「インプットのあやまり」、「ベテランなのでしなかった」の何れかと思う。ともかく大韓航空機長のミスである事に間違いない。二月十二日の夜明始めて娘の夢を見ました。一人しょんぼり悲しい顔で立っているのです。その姿はかすんでぼっとしているのです。まるで浮ばれないと云うように・・・・・・。殺された者は安らかに眠るどころか実際は浮ばれてないのです。
今となってはどんな事にも驚きません。一日も早く真相を知りたい。そして安らかにねむらせてあげたいのです。
対ソ対米に関して
ソ・米・日本各国とも路線をそれていた事はわかっていたと思う。どうして事前に知らせてくれなかったのか。不時着でもして先導してくれたら、若し知らせてくれさえすれば此んな事には・・・・・・。まるでミステリー映画のようだ。
KALの我々への対応について
若し誠意あるなら日本人僅か二十八人、社長自身住所を調べ一人で訪問する位の誠意がほしい。新聞・会合等での発言では全然認められない。「飛行機の保険金で利息かせぎ」とも聞いている。誠意云々と言うなら家族の要求を聞くのが真の誠意と思う。
事故の背景について
米が機長に一度ソ連領を飛行してみては(勿論金銭関係はあったと思う)、「民間機だから絶体大丈夫」と云われ飛んだのではなかろうか? 十年、二十年後真相を公然と発表する様な気がしてならない。
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